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地域材料を使ったものづくり 豊田ヒノキのラグビーボール

地域材料を使ったものづくり 豊田ヒノキのラグビーボール

営業部の酒井です。

 

トキワランバテックでは長らく木材事業に関わってきたノウハウを活かし
木材に関わる様々な分野での開発のお手伝いをしています。

 

身近な森にできる恩返しとして
国産材の利用促進への取り組みもそのひとつです。

今回は、その中でも近隣地域である
愛知県豊田市産の木材を使用したモノづくりをご紹介します。

 

愛知県豊田市と聞くと
自動車産業の盛んな「クルマのまち」というイメージがあると思いますが
実は豊かな森林が広がる「森林都市」でもあります。

 

その面積はなんと、市域の70%!

 

豊田市はこの森で育てられたヒノキやスギを
木造住宅の材料などとして積極的に利用しています。

 

私たちもこの豊田市産のヒノキを何か他の形で有効活用できないか、
更には使うことで豊田市を盛り上げるお手伝いができないか
という想いで開発が始まりました。

 

注目したのは今年2019年に日本で行われるラグビーワールドカップ!
豊田市内にある「TOYOTA STADIUM」は
このワールドカップの試合会場になっています。

 

そこで、この記念の年だからこそできる
地域のモノづくりとしてうまれたのが「豊田ヒノキのラグビーボール」です。

 

もともとヒノキを使った木製タマゴを作っていた木工屋さんに、
形状をラグビーボールに変えて作ることはできますか?
という問いかけから試作がスタート。

加工される前のヒノキ。
元々はこんな角材から加工が始まります。
プログラム通りの形状に削り出す加工機。
角材を投入するとボールが連なったような形状に削り出します。

 

ただミニチュアを作るのではなく、
ラグビーボールとしての特徴を残しつつも
ヒノキのもつ柔らかい印象をより生かせるようなフォルムを目指して
試行錯誤を繰り返していきました。


ラグビーボールそのままの形(中央)や細工をしたもの(右)など、どんどんフォルムが変わっていきました。

 

その甲斐もあり、出来上がったボールは
コロンと丸みを帯びた優しく温かい仕上がりに。

 

角材の中から削り出されたボールたちは
ひとつひとつ手作業で仕上げられているため、
一度手に取るとずっと手の上で転がしていたくなるほど滑らかな触り心地です。

 

触り心地だけではなく、ヒノキ特有の香りももちろんお楽しみいただけます。
お風呂に浮かべたり枕元に並べたり、
良い香りが日常の中にちょっとした特別感を与えてくれますね!

 

また、ヒノキの白い肌に映えるロゴマークはレーザー加工機によるもの。

柔らかいヒノキはレーザー彫刻をするととても綺麗な焼き色に仕上がります。
イベント毎に彫刻するマークを変えて
オリジナルの記念品を作るのも素敵ですね。

 

 

その地域だからこそうまれる木材の活用法
今回のようなモノづくりの依頼でもぜひご相談ください!

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