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アクリル飛沫防止パネルと豊田材の木脚

アクリル飛沫防止パネルと豊田材の木脚

営業担当の酒井です。

 

昨今、新型コロナウィルスの流行で不安定な環境となり、
みなさまも大変なご苦労をされていると思います。
特に、これまでに経験したことのない緊急事態宣言や
外出自粛などによる混乱は、日常生活にも大きく影響しました。
今回は、そのような中で生まれた新しいモノづくりをご紹介します。

 

緊急事態宣言発令中の5月上旬、
豊田市の木材利用を取りまとめされている「ウッディーラー豊田」様より、
豊田市役所などの公共施設に設置する
アクリルの飛沫防止パネルの製作についてご相談をいただきました。

完成イメージ。

製作にあたりクリアする条件は、
・豊田市の木材を使った木脚を使うこと
・使用時の安全面の確保(パネルの転倒防止、材料の断面処理など)
・事務用品としての機能も持ち併せていること
・新型コロナウィルスへの警戒が収まった後も業務窓口で利用し続けられること
など、多岐にわたりました。

打ち合わせの際のノート。
木脚部分の3Dモデルデータ。

木脚の材料・形状など打ち合わせし、試作品の製作などを経て
最終仕様が決まったのは5月22日。

外出自粛の効果もあってか、新型コロナウィルスの新規感染者も減少し
まさに緊急事態宣言が解除されようとしている頃でした。

完成品。アクリルを木脚にはめ込むだけで設置できる。

豊田市内の窓口業務と伴う公共施設は
宣言解除後の6月から一斉に業務を再開することが決まり、
5月29日までに120セットの用意が必要となりました。

 

そのため、協力業者様に甚大なご協力をいただき、
材料となる木材・アクリル板の手配、木脚の加工から納品まで
スクランブル体制で製作を進め、5月29日の午前中に必要数すべてを無事納品することができました。

地域材であるスギを使用した木脚。
スギの木肌によく映えるレーザー彫刻。
片側にはペン立てなどの機能性も持たせた。

 

こういう時、全力でご協力いただける各社様のありがたさや、心強さが心に沁みます。
これからも新しいことへ挑戦する後押しになります。

 

今回製作した飛沫防止パネルが、
1人でも多くの方の安全・安心につながりますように。

 

地域の木材を活用した色々なモノづくりのご依頼、
ぜひご相談ください。

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